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乳腺外科


12人に1人は乳がんになる時代と言われています。
当院は、乳腺専門医が在籍しています。患者さま一人ひとりに合わせた診療を心掛けており、医師をはじめ、看護師、薬剤師、放射線技師、臨床検査技師、理学療法士、作業療法士がチームとなって最善の治療に努めています。
乳がんは長期にわたるフォローが必要な疾患です。当院では検査、手術、補助療法(抗がん剤治療、ホルモン療法)等、全て包括して行うことが可能です。 放射線治療は武蔵村山病院で行っております。
「乳房にしこりがある」「乳房が張っている気がする」などの場合も、お気軽にご相談ください。甲状腺疾患に対する検査・外科治療も行っております。

早期乳がんの新たな低侵襲治療法、切らずに治療する「ラジオ波焼灼療法」が保険診療となりました

2024年10月に東大和病院は日本乳癌学会から経皮的乳がんラジオ波焼灼療法(Radiofrequency Ablation: RFA)の実施医療機関として認定され、当院乳腺外科での治療が可能となりました。東京都内でこのRFA治療を受けられるのは、当院を含めて9施設のみ(2024年10月31日現在)となっています。

まず一度東大和病院または東大和病院附属セントラルクリニックの外来を受診してください。

【ラジオ波焼灼療法 認定術者 松尾医師の外来日】
東大和病院
午前:月・金曜日 
※紹介状をお持ちでない場合は診療費のほかに別途、選定療養費をお支払いいただきます
東大和病院附属セントラルクリニック
午前:木・土曜日、午後:月・金・土曜日

ラジオ波焼灼療法

ラジオ波焼灼療法に使用するジェネレーターと電極針

経皮的乳がんラジオ波焼灼療法(Radiofrequency Ablation)

ラジオ波焼灼療法は、超音波でがんの位置を確認しながら、皮膚表面から専用の電極針を腫瘍に刺して通電し、周辺の組織を約70℃まで加熱し、がん細胞を死滅させる治療方法です。通電時間は約5〜10分、手術時間は1時間程度です。

乳がんラジオ波焼灼療法

従来の乳房温存療法ではがんを手術で切除するため、乳房が変形したり傷跡が残る可能性がありますが、ラジオ波焼灼療法は、傷も目立たず、変形もほとんどみられません。全身麻酔から醒めても痛みが少なく、早期に社会復帰が可能です。入院期間は4日ほどで、身体的な負担が軽い治療であることが特長です。

適格基準

    適格
  • 造影 MRI や超音波検査等の術前画像検査すべてにおいて腫瘍の長径が1.5㎝以下であること
  • 腋窩リンパ節転移および遠隔転移を認めない単発限局性の早期乳がんであること
  • 皮膚への浸潤や皮膚所見が認められないこと
  • 今回の乳がんに対する前治療(化学療法・ホルモン療法・放射線治療など)の既往がないこと
  • 年齢が20才以上であること
  • 術後放射線治療が実施可能なこと
    不適格
  • 妊娠中、もしくは妊娠している可能性がある場合
  • 心臓ペースメーカまたは植込み型除細動器を留置している方
  • マンモグラフィで広範囲に石灰化を認める場合
  • 重篤な⼼疾患・脳疾患を有している場合
  • 人工骨等が体内にある方
  • 多臓器転移が認められる場合

ラジオ波焼灼療法の合併症

焼灼部位周囲の熱傷、出血、しこり、ひきつれや不整脈、腫瘍播種、血腫形成、膿瘍形成、手術創の感染・疼痛、発熱、乳頭陥没などの合併症を起こす可能性があります。

皮膚熱傷(1.9%)、乳房の硬結(2.7%)、皮下出血(1.1%)などが報告されています

術後のフォローアップ

術後3〜4週
従来の手術療法と同様に、放射線療法を行います。また必要に応じて、ホルモン療法や化学療法を行います。

放射線治療終了から1〜2カ月後
腫瘍が残存しているかどうかを確認するための造影MRI検査と、吸引式針生検を行います。

乳がんの残存が認められた場合
外科的切除を行います。


東大和病院 休診情報


東大和病院附属セントラルクリニック 休診情報


*休診情報は急な変更などにより掲載できない場合もございますのでご了承ください。
*本日以降の情報は、各診療科のページをご覧ください。






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