専門研修プログラム

リハビリテーション科専門研修

 リハビリテーション科専門医とは、「病気、外傷や加齢などによって生じる障害の予防、診断、治療を行い、機能の回復並びに活動性の向上や社会参加に向けてのリハビリテーション医療を担う医師」です。リハビリテーション医療は関連職種がチームを組んで行われるため、リハビリテーション科専門医は障害に対する専門的治療技能と幅広い医学知識・経験を持ち、他の専門領域と適切に連携するチームリーダーとしてリハビリテーション医療を主導しなければなりません。


当院に就職しつつ、順天堂医院の専門研修プログラムでの研修および専門医の取得が可能です

 武蔵村山病院は、順天堂大学医学部附属順天堂医院を基幹施設とする専門研修プログラムの連携施設となっています。当院の回復期リハビリテーション病棟では患者さまに対し「在宅生活を前提とした医師主導による短期集中リハビリ治療」を行っており、FIM効率や実績指数の高い、質を担保したリハビリテーション診療を提供しています。北多摩西部地域にて多様な疾患・症例の紹介があるため、経験目標とする疾患・病態のほとんどを当院で学ぶことができます。
 また、歯科医師が常駐しており、摂食・嚥下障害に対する検査・治療が可能なことも当院の特徴のひとつです。さらに、急性期診療を行う各診療科併設による十分なリスク対応体制をとっています。
 リハビリテーション医療に興味のある先生はぜひ見学においでください。他科経験のある方も大歓迎です。見学希望の方は、「ENTRY」からお手続きください。


武蔵村山病院 リハビリテーション科の特徴

迅速な入院受け入れ

52床を有し、FAXによる入院依頼から、1週間以内に医師・看護師・メディカルソーシャルワーカーによる入院判定会議を実施しています。

十分なリスク対応体制

急性期診療を行う各診療科を併設しているため、患者さまに合併症がある場合や急変時などでも、必要に応じた対応が可能となっています。

在宅生活を前提とした短期集中リハ訓練

早期のADL向上と社会復帰を目指し、365日リハビリテーションと1日9単位を目指す病棟リハビリテーションを実施しています。

多職種によるチーム医療

医師、看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、公認心理士、介護福祉士、医療福祉相談員、薬剤師、管理栄養士、歯科医師、歯科衛生士が携わり、チーム医療を行っています。チーム医療についての詳細はこちらをご覧ください。

摂食・嚥下リハビリテーション

歯科医師・歯科衛生士が回復期リハビリテーション病棟に入院する全ての患者さまに対して嚥下の検査を行っています。

経験すべき疾患・病態

9項目のうち、「小児疾患」以外の回復期疾患を当院で経験することが可能です。また、専門研修プログラムのうち約1年を他院にて実習し、急性期疾患を経験していただきます。
 小児科疾患については、当院の属している専門研修プログラムにおいて他施設での研修が可能です。これにより、専門研修プログラム終了までに全ての疾患・病態を網羅することができます。

  1. 脳血管障害・頭部外傷など
  2. 運動疾患・外傷
  3. 外傷性脊髄損傷
  4. 神経筋疾患
  5. 切断
  6. 小児疾患
  7. リウマチ性疾患
  8. 内部障害
  9. その他