内科プログラム

研修病院別 プログラムの紹介

東大和病院

  • 研修期間:受け入れ可能な研修期間 6カ月
  • 研修責任者:角田尚幸(副院長)
  1. 研修目標

    1. 基本的態度
      1. チーム医療
        医師、看護師、理学療法士などからなる医療チームの一員として協調的に参加する。
        指導医や専門医に適切かつ適宜相談する。
        上級、同僚、他の医療従事者と適切な交流を行う。
        同僚、後輩に対して教育的配慮をする。
        他の部署の担当者と適切なコミュニケーションがとれる。
        他施設と患者についての情報交換を行う。
      2. 患者対応
        患者及びその家族と面談を行い、診断・治療に必要な情報を得る。さらに、予測される検査と、その結果による治療法の選択などの診療計画について患者・家族にわかりやすく伝える。
        医療面接の重要性を理解し、その技術を習得する。患者の病歴を聴取、記録する。
        患者の受診動機、受診後情動、身体行動の変動を理解する。
        インフォームド・コンセントのもとに、患者・家族に適切な指導、指示をする。
      3. 医療文書
        患者の診療全般に関わる記録文書を作成する。
        診療録をPOS(Problem Oriented System)に従って記載し、管理する。
        処方箋、日々の処置、検査指示箋の正確な記載を行い、管理する。
        診断書、死亡診断書(死体検案書を含む)、その他の証明書を適切に作成、管理する。
        剖検所見の記載、要約作成に参加し、診療の向上に役立てる。
        診療情報提供書および返書を作成、管理する。
        CPCレポートを作成し、呈示する。
      4. 医療安全管理
        医療現場での安全確認・医療リスクを理解し、患者の安全を確保する。
        医療現場での安全確認を理解し、実施する。
        医療事故防止及び事故後の対処について、マニュアルなどに沿って行動する。
        院内感染対策を理解し、実施する。
      5. 自己開発
        EBMを実践し、患者の問題を的確に把握して、その解決を図る。
        臨床研究の意義を理解し、学会などに積極的に参加する。
        医学的議論に必要な症例呈示能力、論理的思考・表現力を身につける。
    2. 基本的診察法 全身の観察・診察を行いバイタルサイン、精神状態などを把握し、診療記録に記載する
      頭頚部
      視診:頚部静脈怒張、頚静脈拍動、頚動脈拍動、甲状腺
      触診:頚動脈脈拍動、頚部リンパ節、甲状腺
      聴診:頚部血管雑音の聴取
      胸部
      視診:胸郭の変形、脊柱の変形、心尖拍動
      触診:心尖拍動、スリル、乳房腫瘤の触知
      打診:心拡大、肺野異常
      聴診:心音、心雑音、呼吸音、胸膜・心膜摩擦音
      腹部(直腸含む)
      視診:静脈怒張、腹部膨満、陥没
      触診:反跳痛(Blumberg徴候)、板状硬の触知、肝・脾腫、腹水、腹部腫瘤、(大動脈瘤、鼡径ヘルニア)、内外痔核、直腸腫瘤の触知
      打診:肝・脾腫、腹水、イレウス
      聴診:腸雑音の減弱、亢進(腹膜炎、イレウス)、血管雑音
      四肢
      視診:浮腫(pitting or non-pitting)、静脈怒張・瘤、皮下組織発育、色素沈着、潰瘍、壊死、爪床異常(チアノーゼ、太鼓ばち指など)、筋肉萎縮
      触診:動脈拍動、静脈瘤
      聴診:血管雑音
      神経 神経診察:意識、高次脳機能、脳神経、運動系、感覚系、反射、協調運動、立位・歩行など
      基本的検査法
      血液検査を行い、その結果を解釈する
      血液型を交差適合試験によって判定する
      一般尿検査を行い、結果を解釈する
      便潜血反応を行い、結果を解釈する
      血液生化学検査、免疫血清学的検査を指示し、その結果を解釈する
      細菌検査、細胞診・病理学的検査を指示し、その結果を解釈する
      動脈血ガス分析を行い、結果を解釈する
      X線写真を疾患の種類に応じて適切に指示し、その結果を解読する
      心電図(12誘導)の指示を行ない、その異常所見を解読する
      X線CT検査の指示を行ない、その結果を解読する
      MRI、MRIアンギオグラフィーの指示を行い、その結果を判読する
      肺機能検査の指示を行ない、その結果を解釈する
      髄液検査の結果を解釈する
      腎機能検査を指示し、その結果を解釈する
      経験すべき症状・病態
      全身倦怠感、不眠、食欲不振、不安・抑うつ
      体重変動、浮腫、リンパ節腫脹、発疹、黄疸、発熱
      頭痛、めまい、失神、痙攣発作、視力障害、視野狭窄、結膜充血
      聴覚障害、鼻出血、嗄声
      胸痛、動悸、呼吸困難、咳・痰、嘔気・嘔吐、胸やけ、嚥下困難
      腹痛、便通異常、腰痛、関節痛、歩行障害、四肢の痺れ
      血尿、排尿障害、尿量異常
      貧血、心肺停止、ショック、意識障害、脳・脊髄血管障害
      急性腹症、外傷、急性中毒、熱傷
      湿疹・皮膚炎群、蕁麻疹、皮膚感染症
      腎不全、尿路結石、尿路感染症
      糖代謝異常、高脂血症
      前立腺肥大、勃起障害、精巣腫瘍
      ウイルス感染症、細菌感染症、結核
      関節リウマチ
      高齢者の栄養摂取障害、老年症候群、骨粗鬆症、腰椎椎間板ヘルニア
      屈折異常、角結膜炎、白内障、緑内障
      中耳炎、アレルギー性鼻炎、副鼻腔炎、扁桃腺炎

武蔵村山病院

  • 診療科名:武蔵村山病院 総合診療内科
  • 研修期間(受け入れ可能な研修期間):2ヶ月~3ヶ月
  • 研修責任者:鹿取正道(院長)
  • 指導医:津田昌弘、小池千裕、朝田 淳
  • 上級医:福井海樹、吉野廉子
  1. 研修プログラムの概要

    診療科の特徴や内容などの概略 当院内科は、臓器別の疾患単位での診療ではなく、内科一般を横断的に診療し、おもにCommon diseaseを中心に総合内科として医療を展開している。多種多様な症例を数多く経験することを通じて、内科医として一般的に必要な疾患知識、鑑別診断、医療技術およびその治療について学ぶ。具体的には以下の通り

    1. 内科学の基礎知識の習得
    2. Vital signの理解、理学所見技術の習得
    3. 各種検査の目的・解釈の習得
    4. 医療基礎技術(採血、点滴、治療処置など)の習得
    5. 薬剤使用技術の習得
    6. 診療記録記載技術/そのプレゼンテーション技術の習得
    7. 医療に関連する各業種との関係性の理解
    8. ガイドライン・EBMの利用とそのアクセス方法の習得
    9. 透析医療の経験
  2. 研修目標

    (1)一般目標
    1. 内科学の基礎知識の習得
      厚生労働省の定める初期研修医として経験すべき症状・病態・疾患の5割程度、緊急を要する症状・病態の3割程度の症例を経験することを目標とする。基礎的な疾患理解と鑑別とその方法について最低限の理解に努め、併せて疾患治療について学ぶ。
    2. 医療に関連する各業種との関係性の理解
      内科病棟を中心にそのスタッフ(病棟看護師、病棟看護助手)との信頼関係を構築し、相互に情報交換出来る人間関係を獲得する。患者をとりまく退院調整看護師、MSW、栄養士、リハビリテーションスタッフ、外来看護師などのスタッフとのカンファレンスに参加し、入院から退院にいたるまでの医療連携について具体的な症例を通して学ぶ。

    (2)経験目標
    1. 理学所見技術の習得;日々のChart conferenceを通じてvital signの重要性を理解する。入院時に頭部から足先までの理学所見を拾い(systemic review)、各々の病状において変化を継続的に評価していくことでその意義を理解し、技術を磨く
    2. 各種検査の目的・解釈の習得;血液ガス分析、血算、一般生化学検査、尿検査、細菌学的検査・薬剤感受性検査、心電図、呼吸機能検査、心電図monitoring、単純胸部・腹部X線、CT検査について各症例から学ぶ。
    3. 医療基礎技術の習得;採血(静脈、動脈)、採尿(balloon挿入)、点滴挿入(末梢静脈、中心静脈)、胸腔穿刺・ドレナージ、腹腔穿刺、褥瘡管理などを各症例に対して実際に行い技術を習得する。
    4. 診療記録記載技術/その症例プレゼンテーション技術の習得;入院から退院までの一連の流れを通じて各種診療記録・技術を習得する。各conferenceを通じて他人に情報を伝える技術(presentation技術)や要約技術、また連日の診療録記載を通じて、医療情報のまとめかたを習得する。
    5. 薬剤使用技術の習得;経口薬・注射薬の投薬を通じて、各種薬剤の使用法、副作用、TDMの必要性などを学ぶ。
    6. ガイドライン・EBMの利用とそのアクセス方法の習得;症例を通じて、日々updateする標準治療に対する情報のアクセス方法を学ぶ。

    (3)行動目標
    1. 内科医として入院から退院まで一貫した診断・治療・退院調整を自らの力で完結させる事を目標とする。
    2. 救急外来にて初療を通じて、救急疾患トリアージを行い、適切な対応を独力で行えることを目標とする。

  3. 研修方法

    (1)研修体制
    1. 研修責任者を中心としたマンツーマン方式をとる。疾患に応じて内科他医師とのマンツーマン方式で内科チームの一員として参加する。
    2. 入院患者の管理を中心に救急外来診療・透析診療も参加する。

    (2)研修スケジュール
    1. 回診・カンファレンス・研究会の予定
      <採血・点滴業務>
      早朝に病棟患者の採血を採取する。点滴も適宜おこなう(中心静脈カテーテル挿入も含む)
    2. <病棟回診>
      原則的にChart conferenceが終了した後は、bed sideでの回診を行う。
    3. <Chart conference>
      入院受け持ち患者全員の現状把握とその問題点・解決法を指導医(主治医)と話し合う。連日早朝(指導医)・夕方(各主治医)と約20分程度で行う。
    4. <カンファレンス>
      ① 内科病棟内患者のカンファレンス:毎週金曜日 17:00-18:00(4Aナースステーション)病棟看護師、MSWとともに病棟全患者の問題点と今後の治療方針を検討する。
      ② 病棟全患者の温度板を通じて回診
      *救急外来;救急外来に来院した患者の診察をおこない、指導医と相談して治療方針を決める。
    5. <薬剤部研修>
      研修期間内1日を費やし、TDMの理解、薬剤処方から配役までの流れなど、医師として理解しておかなければならない薬剤業務を体験・研修する。
    6. <退院調整・医療相談部門研修>
      研修期間内1日を費やし、入院患者の退院調整や、介護保険への連携、施設選定や転院・転所手続きなど、医師として理解しておかなければならない業務を体験・研修する。
    7. <ミニレクチャー>
      ① 指導医からのミニレクチャー(毎週木曜日)
      厚生労働省の定める初期研修医として経験すべき症状・病態・疾患および緊急を要する症状・病態について、症例を通じて、内科各医師から適宜、まとまった時間のミニレクチャーを受け理解を深める
      ②後期研修医(総合診療医)からのミニレクチャー(隔週月曜日)
      後期研修医から基本的な知識を確認するレクチャーが開催される。
    8. <Journal Club>
      NEJM、Lancet、JAMA、ACP journal Clubからの論文を紹介する。
      隔週で開催

    【週間予定】
    午前 早朝(7:30)午前午後夕方(18:00頃)
    月: Chart(*1)病棟研修病棟研修(救急外来)Chart
    火: Chart病棟研修病棟研修(Chart)
    水: Chart救急外来病棟研修Chart
    木: Chart病棟研修救急外来Chart(*2)
    金: Chart病棟研修病棟研修Chart(*3)
    土: Chart救急外来病棟研修(救急外来)Chart

    *Chart conference
    すべての受け持ち患者に関する情報交換と治療方針決定の場
    連日朝・晩で行われるため、現在患者に起きていること、現在問題点を中心にきめ細かな症例プレゼンテーションと問題提起が要求される。
    *カンファレンス
    *1;後期研修医によるミニレクチャー
    *2;指導医によるミニレクチャー
    *3;内科病棟内患者のカンファレンス(金曜日 17:00~18:00)
    ① 病棟カンファレンス(金曜日 17:00~18:00)
    病棟のすべて内科患者に関して、病棟看護師、退院調整看護師、MSWと問題点についてdiscussionする場。研修医には、すべての受け持ち患者に関する症例プレゼンテーションと問題提起が要求される。

  4. 研修成果の評価

    下記のA-Cについて自己評価、指導医/関連部署評価を行う。

    A. 評価時期と方法
    1. 指導医からのフィードバック
      2週間に1度(土曜日)に振り返りシートを使いながら、できたこと、改善すべきこと、現在の気持ち、NEXT STEPの4項目について指導医とともに振り返る。NEXT STEPでは次週以降の研修内容について具体的なゴールを設定していく。
    2. MSF(multi-source feedback、360度評価:指導医・看護師・薬剤師・退院調整看護師・MSW)
      研修の終了までに、多職種の視点で研修医評価をしてもらい、結果をfeed backする。

初期臨床研修

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