まずはじめに

 現在、日本では医療機関ごとに任されている役割があり、東大和病院は、24時間常に救急車を受け入れる救急専門の病院、病気発症直後の集中的な治療を行う病院になっています。病気発症直後早期に集中的な治療を行ったことにより、入院のきっかけになった病気・病状が安定された方は、医師が救急病院を退院する時期と判断します。

入院できる期間

 また、「入院は3カ月まで」「3カ月ごとに病院を転々とする」という言葉は、現在の医療の現場では正しいものではありません。短い方は数日〜長い方は数カ月と、病状によりその入院期間は一概にお伝えすることはできません。

お金と利用できる制度について

 治療の内容によっては高額な医療費がかかることがあります。高額療養費の制度が利用できます。また、加入している健康保険によっては、職場復帰までの生活費の保障として利用できる制度もあります。

転院・退院について

 救急病院を退院できる状況になったものの、リハビリテーションや介護の課題が残る方もいます。その場合は、東大和病院が普段から連携をとっている地域の他の医療機関などへ移ることがあります。

困ったときは…

 では、実際にどんな準備をしたらよいか、どんな施設や病院があるのか、今後の療養生活に費用はどのくらい必要なのか、などのご相談をお受けするのが私たち医療ソーシャルワーカーの役割の1つです。退院時ではなく、入院中から時間をかけて退院後の生活の準備をしていきましょう。お気軽にご相談ください。